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11回目

第11回 日本酒業界で大活躍!Deja Vu Sake Company社長、落合雪乃さん

第11回 日本酒業界で大活躍!Deja Vu Sake Company社長、落合雪乃さん

『オーストラリアで頑張る日本人のWA』第十一回は、シドニー発信の日本酒業界で活躍されている、落合雪乃さんです。

日本酒という日本独特の文化を、オーストラリアに紹介されているということで、どんな方なのだろうとワクワクした気持ちで取材をさせて頂きました。

取材をすすめる中で、優しさの中に芯の強さを秘めている、そんな女性だと感じる事ができました。
こちらの記事から、そんな雪乃さんのステキな一面を垣間見ていただけると嬉しいですface01

それでは、雪乃さんのインタビュー記事をご覧下さいface29

インタビュー スタート!


豪人スタッフ(以下豪)>雪乃さん、はじめまして!
東海林さんからのご紹介ということで、インタビューにお応えいただきありがとうございます。

早速なのですが、まずはオーストラリアに来られた時期はいつ頃ですか?

雪乃さん>はじめまして。
1987年です。来年30周年になりますねface01

豪>30年近くシドニーご在住と言うことは、シドニーの歴史も見ていらしたんでしょうね。その辺り、日を改めてお伺いしたいくらいです!笑

ちなみに、オーストラリアへ来られたきっかけは何だったのでしょうか?

雪乃さん>当時、日本で高校の教師をしていたのですが、両親がオーストラリアに移住すると言うことで、ひとりっ子だった私も一緒に来たのがきっかけです。

豪>ご両親がオーストラリアを選ばれた理由は、何だったのでしょうか?

雪乃さん>最初、両親の移住先として候補に上がっていたのが、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、スペインの4カ国でした。
カナダは寒すぎる事、スペインは言語の問題で却下され、残った2カ国の内、父が初めに訪問したのがニュージーランドでした。
その時にトランジットで立ち寄ったシドニーの青空や、オペラハウス、ハーバーブリッジの美しさを母に話した所、母がシドニーに行ってみたい、ということで、オーストラリアに移住することになったようです。

豪>現在はどちらにお住まいですか?また、これまで行かれて印象に残っているオーストラリアの都市はありますか?

雪乃さん>当初からずっとシドニー在住です。
オーストラリア国内の他の都市で、シドニー以外に住みたいと思ったことはありませんでしたが、仕事で各地に飛んでいて、特に自然が美しいと思ったのはタスマニアでしょうか。
あと、グレートバリアリーフで遊覧飛行をした時に、その美しさに感動したのを覚えています。

豪>シドニーは日本だけでなく、世界各地、どこへ行くにも便利ですし、街も美しいので住みやすいのでしょうね。

ところで、日本へはどれくらいの頻度で帰国されていらっしゃいますか?

雪乃さん>家族で移住して来たもので、日本には実家がありませんが、親戚が住んでいたり仕事上行く機会があったりと、多い時では年に10回以上行っていた時もありました。現在は年に3~4回程度でしょうか。

豪>一年で10回はすごいですね!

雪乃さん>はい、当日働いていたヘレンカミンスキーでは、日本を含むアジア全体を管轄しておりました。
日本での法人設立と、直営店とブランド店舗の運営、年2回の新作発表会や、また多数の商談のため年に10回ほど日本に行っておりました。

お仕事についてお尋ねしてみました


豪>これまでにされたお仕事をできる範囲で教えて下さい。

雪乃さん>オーストラリアに来る前は高校教師をしておりました。

オーストラリアに来てからは、ANA(全日空)やウェストパックなどで働いた事もありましたが、オーストラリアで自立するために教養を付けなくては、、、と言うことで、シドニーのマッコーリ大学で心理学を勉強し始めました。

その頃、父が仲良くしていたキャセグレインというワイナリーのオーナーから、ワインを日本に輸出できないか、、、という話しがあり、現在でも取り扱って頂いているJR東海の東京~大阪間での車内販売用のワインの輸出など、在学中からお手伝いをさせて頂いていました。その他にも、現地の日本食レストランなどに卸す仲介をするお手伝いもしていました。

大学を3年で卒業し、キャセグレインの日本&アジアマーケット・マネージャーとして、3年間お仕事をしていました。勤め始めの頃はワインの知識がほとんど無かったので、お仕事をしながら通信でアデレード大学でワインマーケティングの勉強し、その後、ローズマウント・エステートというハンターバレーの会社に引きぬきされ、同じくアジア担当として2年、そしてローズマウントと合併した上場企業のサウスコープ・ワインズでアジア担当として3年勤めてきました。

そのあと、ご縁があり畑違いではありますが、オーストラリアの帽子ブランドのヘレンカミンスキー(Helen Kaminski)の日本担当として4年ほど勤めた経歴もあります。

そして2012年に、現在のDeja Vu Sake Company(デジャヴ酒カンパニー)を起ち上げ、現在に至ります。

豪>華々しい経歴で、目がクラクラしそう(笑)ですが、それだけ実力を付けて来られた、ということなのですね。

では、お仕事でも趣味でも、何か現在気になっていることはありますか?

雪乃さん>今は趣味が仕事、仕事が趣味のようなものですねface01

2012年7月に起ち上げたDeja Vu Sake Company(デジャヴ酒カンパニー)は、私が初めて起ち上げた会社で、これまでのどこかの会社に勤めるのとは全く違う経験をしている所です。ゼロの所から自分の力で会社を育てていくプロセスがすごく面白いので、夢中になっています。

豪>確かに、どこかの会社に勤めて結果を出すのと、自分で起ち上げた会社を育てるのは、違いがあってやりがいが何倍もありそうですね。

これまでの経験をフル稼働させて、現在仕事に臨まれているのですね!

それでは、今後の展望など、教えていただけますか?

雪乃さん>Deja Vu Sake Company(デジャヴ酒カンパニー)は、当初日本酒の輸入からスタートしましたが、現在では日本のビール、ウイスキー、焼酎、ワインなど、日本のアルコール類全般を扱うようになっています。



取引先は主にオーストラリアやニュージーランドのレストランや企業で、日本酒の場合、大抵通訳が必要ということで、贔屓にして頂いております。
通訳というと言語だけの通訳のようなのですが、実際には「ワイン人にワイン語で日本酒を話す」ことになります。
いわゆる日本人経営の日本食レストランではなく、オーストラリアの現地のレストランやワインショップでの取り扱いが増えているのです。
日本の輸入会社ではソムリエたちと対等に日本酒について説明するのは、なかなか難しいようですね。

そして現在、日本茶をオーストラリアとニュージーランドに輸入するプロジェクトが進行中で、将来的には「日本のビバレッジ(水以外の飲料)の総合輸入会社」となることを目指しています。

そして、もう一つ力を入れているのが日本酒に関する教育です。

Master of WineやMaster Sommelier(ソムリエ)などの世界的な資格を目指す人たちにとっての最初の登竜門である、「ワイン&スピリッツ・エデュケーション・トラスト(WSET)」という、ワインやソムリエのプロたちがまずワインを含むビバレッジについて学ぶ教育機関が、2年前に日本酒コースを設立したのですが、日本酒の知識だけでは外国人に日本酒のことを伝えるのは難しいと思います。特にホスピタリティに携わるソムリエたちに正しく日本酒について説明するには、ワインについての知識も必要とされる時が多々あります。英語力とワインの基礎知識が基盤になってくるので、エデュケーターを育成するのにも時間がかかります。

そこで昨年2月に、ロンドンでコースを受講し世界で23人しかいない公式日本酒エデュケーターとなりました。

去年は2回、シドニーの有名レストランのソムリエなどプロに向けてのコースを開催しました。実は今年の8月にも、集中コースを開催する予定なのですよ。

そして、これは個人的な事なのですが、今月兵庫県で開催される「インターナショナル・ワインチャレンジ」という、ロンドン発祥の品評会で、2007年から入っている日本酒部門の審査員として呼んでいただける事になったのです。
世界から選ばれた50名の審査員の中に入れていただける事になり、本当に光栄に思っています。

豪>本当に素晴らしい!の一言に尽きます!!

取材で淡々とお話して頂いた内容ですが、実際にそれを行動されてきた事を考えると、コツコツと積み上げて来られてきた結果なのだと感じます。

そして、雪乃さんにとっては、まだ道中なのだな~と言うことも感じられます。


最後に今のお気持ち、そして宣伝があればぜひ!


雪乃さん>私自身、これまでやってきた英語環境でのワインのバックグラウンドに、日本語ができることで日本酒の知識やつながりができ、双方の架け橋となれる立場にいる事が、とてもありがたく幸せな事だと思っています。

実は主人が、Deja Vu Wine Companyという会社をやっており、Deja Vu Sake Company(デジャヴ酒カンパニー)のディストリビューターをやっています。ワインのディストリビューションを使う目的は、日本酒をワインのようにオーストラリアの人たちに親しんでもらうためです。オーストラリアの家庭で、日本酒の消費量が伸びる事が、日本酒カテゴリーが確立できてきていることの証拠になると思います。 




お言葉に甘えまして、会社の詳細を掲載させて頂きます。

http://dejavusake.com.au/ / Deja Vu Sake Companyのサイト
https://www.facebook.com/yukino.ochiai  / 個人と仕事を兼ねたFB
DEJAVUSAKE  / FBと連動しているInstagramのアカウント


また、今年の7月4日から6日まで、シドニーで5社(下記より国盛を除く)の蔵元が来豪し、Deja Vu Sake Company(デジャヴ酒カンパニー)として初めての生酒プロモーションを開催します。
生酒は火入れしていないので、日本酒の生のおいしさを味わっていただけます。
期間限定で数量限定でのご紹介です。
シドニーでは3つのレストランで生酒を披露する酒ディナーを、蔵元さんといたします。
 (4日Sokyo、5日Sake Restaurant The Rockes、6日Bentley Restaurant)  

また、7月7日はメルボルンで酒ディナーを、Sake Restaurant Flinders Laneでします。 
こちらは七夕にちなんで、日本酒に親しんでいただく企画です。

◎Deja Vu Sake Company(デジャヴ酒カンパニー)さん取り扱いの、蔵元とブランド名
・日本酒
  天の戸(秋田)、出羽桜(山形)、蓬莱泉(愛知)、吉乃川(新潟)、天狗舞(石川)、国盛(愛知)
・ウイスキー
  マルスウイスキー(長野)
・焼酎
  本坊酒造(鹿児島)
・ビール
  越前福井ビール(福井)




インタビューを終えて


実は今回初めて、チャットでの取材をさせて頂きました。

「必要だから勉強してきたのですよ~」とおっしゃっていた雪乃さん。
これは、実際に行動されてきたからこそ出るお言葉だと思います。

会話の端々に周りへの感謝の気持ちが感じられ、実はすごい事をおっしゃっているのに、全く自慢に聞こえないという不思議な感覚でした。

この辺りの感じが、私の文章から感じ取っていただけるかどうか、、、とても不安ではありますが、雪乃さんの優しさと強さを感じた取材でした。

雪乃さん、ありがとうございました!!



Deja Vu Sake Company
http://dejavusake.com.au/



次回は雪乃さんからのご紹介でステキな方にインタビューさせて頂きます。
お楽しみにface29




Posted by 豪人 2016年05月05日

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